2016/11/03
Drone
FPVできるマイクロドローン「Tiny Whoop」の作り方
そろそろこのブログのタイトルを「晴れたら菜園 ときどきドローン」に変えようかと思っている今日この頃。本日もまたドローンネタでございます。本日11月3日(木)は 文化の日で祝日。ここのところ週末の天気がいまひとつでしたが、久しぶりの晴れ!房総フィールドに向かいたかったのですが、月曜日からいきなり徹夜する羽目になりバテバテ。
今日は東京ブランチにて今DIYドローン界で人気沸騰中のマイクロFPVドローン「Tiny Whoop」を作ることにします。
Tiny Whoopとは

こちらは僕が作ったTiny Whoop。かわいい(笑)
Tiny WhoopとはBIG WHOOPというアメリカ コロラドに拠点を置く「FPVドローン」チームのメンバーが試行錯誤して作り上げた手のひらサイズのドローン。
「FPV」とはFirst Person Viewの略で、ドローンに小型カメラを取り付け、ゴーグルを着用したパイロットに無線で映像を飛ばし、ドローン目線でフライトを楽しむもの。
※FPVで一般的な5.8GHz帯を使った無線装置を扱うにはアマチュア無線免許と送信機の申請が必要です。

ベースとなる手のひらサイズのトイドローンINDUCTRIX Blade
いくつか中華製クローンが存在しますが、基本的にはINDUCTRIX社のBladeという手のひらサイズのトイドローンをベースにアンテナ内蔵のカメラをつけ、パワーの強いモーターに換装するのが本家仕様です。
なぜTinyWhoopが面白いのか?
ドローンを楽しんでいる人の多くは外で飛ばす機体と部屋の中で飛ばす機体を持っているはずです。最初は外で飛ばして満足しているのですが、そのうち部屋の中でも練習したいと思うようになるからです。
外用の機体を部屋で飛ばすこともできなくはないですがパワーがあるので危険。僕は外用ドローンを室内で飛ばして、壁や床、TVスクリーンを傷つけまくりました(泣)
そんな経験をしているうちに、室内でも飛ばせそうな「おもちゃドローン」をAmazonあたりで物色し始めてしまうものなのです(笑)
ドローン富裕層(?!)の場合だと、外用にDJI PhantomとかInspire(10万円オーバー)、室内練習用にHUBSAN X4あたりをチョイスし、ドローンDIY層(?!)の場合だと、自作機(だいたい2万円前後〜)と多種多様にあるマイクロドローンのコンビネーションになるのでしょう(笑)
そのドローンDIY層がたどるのが道が自作機のFPV化。最初は単純に飛ばしているだけでも満足なのですが、そのうちFPVをやってみたいと思い、アマチュア無線免許を取り、機体にカメラを付け始めるのです(笑)そんな人にとって部屋の中でもFPVできるドローンを簡単に作れちゃうとなると飛びついちゃいますよね!
TinyWhoopの作り方〜準備編

1)INDUCTRIX Blade
ベースとなるトイドローン INDUCTRIX社 Blade。これがないと話になりません(笑)
国内ではあまり流通していないのと、販売されていてもお値段高めのため、US Amazonで注文しました。$40.37
2)VTXカメラ
カメラは送信機と一体となったものを取り付けますが、日本国内で使うには総務省に申請が必要。申請時に必要な系統図付きの「Hyperion Mini 600TVL」が国内のラジコンショップ「エアクラフト」さんで販売されていたのでこちらを購入。¥6,880
Hyperion Mini 600TVL
https://www.aircraft-japan.com/ja/p1986834-hp-fp58minicam25
後でひーちーさんのブログで知ったのですが、Hyperion MiniとFX979Tは同じものだそうです
FX797T
http://www.banggood.com/FX797T-5_8G-25mW-40CH-AV-Transmitter-With-600TVL-Camera-p-1042994.html
3)強化モーター
TinyWhoop化するとカメラの重量が増加するのでモーターを強化しないと思うように飛びません。TinyWhoopに使われる6mm x 15mmのモーターはいくつか種類がありますが、今回はコスト圧縮のためChaoli CL-615をbanggood.comで購入。$8.99
4)カメラマウント
ついでにカメラをホールドするプレート「FPV Camera Mount for FX797T/798T Camera」も同じくbanggood.comで購入。$1.89
5)純正より容量の大きいバッテリー
Inductrix Blade付属の純正バッテリーは150mAh/25C
純正バッテリーでも飛ばせますが、カメラを追加したことと強化モーターの消費電力増加により、飛行時間が短くなります。一般的には容量の大きいバッテリーを積みます。バッテリー容量は重量増加に繋がるため、飛行の安定性と時間のバランスが重要になります。
一般的には、200mAh、205mAh、210mAhあたりを使いますが、今回は205mAhのmylipo.de – 1S 205mAh/25CをeBayで注文。$6.00
TinyWhoopの作り方〜改造編
作り方は簡単。ドローンDIYしている人なら1時間もあれば組み立てられちゃいます。

まずはベース機 INDUCTRIX Bladeのバラシ作業から

ボディカバー、プロペラ、モーターを外し、フライトコントローラーを抜き出します

カメラの配線をカットし、フライトコントローラーの電源ケーブルの反対側(フライトコントローラーの表面)に半田付けします。配線は、黒を黒、白を赤。

カメラマウントを取り付け、あとは、バラした時と逆順に組み立てていきます。
強化モーターの取り付けは、左前と右後ろが白黒配線のもの、右前と左後ろが赤青配線のものになります。

カメラをホールドするために小さめの輪ゴムで留めて完成!

かわいい♪
本家の作り方YouTube
まだVTXの申請が下りていないためしばらくお蔵入りですが、飛ばすのが楽しみです!
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