雨水タンク

房総フィールドデベロップメント 雨水タンク設置準備〜雨水濾過装置を試作

ここのところコンポストトイレ小屋作りでパワーを使いすぎたので今週末は東京で静養です(笑)




次のプロジェクト「雨水利用」

トイレの完成が見えてきたころから、次のプロジェクト「雨水利用」の仕込みを進めています。

房総フィールドは未だオフグリッド。当然、水道はありません。
飲み水や簡単な料理(通称 小屋飯)にはミネラルウォーターを使い、手を洗ったり、畑の水やりには向かいの畑にある井戸水を使わせてもらっています。

昨年、畑を開墾しながらいくつかの野菜を作ってみたのですが、夏場の水やりでは30リットルくらい撒いても足りないくらい。いちいち井戸まで水を汲みに行くのも大変なので雨水利用を考えるようになったのです。

すでに300リットル貯水できるタンクは入手済みで、あとはタンク設置場所の整地と雨樋に集水装置を取り付ければ貯水可能になります。このあたりの作業はゴールデンウィークに行う予定。




雨水の濾過を考える

普通に雨水を貯めてもよいのですが、将来、貯めた水をシャワーに使ったりすることも視野に入れ、できるだけ綺麗な水を貯めることが大きなテーマ。

今週は夜な夜な「水の濾過方法」をネットで調べておりました。
濾過について検索すると、アクアリウム水槽の濾過方法が多くヒットします。濾過方法はこの辺りを参考にすればよさそう。

さらに調べると「濾過」には、物理濾過、生物濾過、吸着濾過など瀘材の性質を利用したいくつかの方法があるようです。

さらにいろいろなサイトを見ていたら何が正解なのかわからなくなってきたので、ひとまず、大きなゴミなどを取り除くための綿状のフィルター、汚れを吸着し浄化する多孔質な瀘材(麦飯石とヤシガラ活性炭)を使って浄水システムを試作してみることにします。




瀘材を入れるパイプを作る

金曜日の夜、仕事上がりにホームセンターに出向き、アクリルの透明パイプ(5cm x 1m)¥3,750を入手。←結構高いですね。。。
(平日にホームセンターに行くようになったらおしまいですよねw)

透明のアクリルパイプにしたのは、中に入れる瀘材の状態を外から確認できるようにするため。

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1mもあるパイプを抱えて地下鉄に乗り込む姿はそうとう怪しかった。。。

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このアクリルパイプの上下にホースをジョイントするための継手を装着します。今回は塩ビ製の異形ジョイント(50 x 30)をチョイス。

しかし、この塩ビという材質、イマイチ。。。

20160417 - 3 
数時間後にはサフェーサを吹いて、シルバーに塗装。これでひとまずアルミダイキャストっぽい見た目になりました(笑)



瀘材3種調達

今回選んだ瀘材は、寿工芸 薄型高密度マット、粒状活性炭(ヤシ殻、大粒、1.0kg)、ジェックス 麦飯石の砂利1kg。全てAmazonから取り寄せ。

20160417 - 4 
上がヤシガラ活性炭、下が麦飯石。思っていたより小粒。

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活性炭 100gと麦飯石200gを台所用の水切りネットに入れて準備完了

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33.3cmにカットしたアクリルパイプに瀘材を押し込んでいきます(半ば強引にw)


房総フィールド 雨水濾過装置 初号機 完成!

20160417 - 7

まるでスターウォーズのライトセイバーのようです!けっこう、かっこいいんじゃない?!

さて、これからこの濾過装置の性能がどれくらいあるのか試したいのですが、検証結果を数値化する方法が見つかっていません。水質検査キットとかあるのかしら?(でも、そこまでマメじゃないんだよなw)


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コメント

No title

昔、井戸の水質が悪いお宅は大きな甕に小石や砂、炭など入れて浄化していましたね。なつかしい思い出。しかし、雨水をろ過すると飲めるでしょうか。

さて、熊本でまたもやですね。避難する人たちを見ていると、トイレやねぐらも、あの若者たちの真似をするといいのになあと思いました。トイレや寝袋は常備しておいたほうがいいですね。

阿蘇のカルデラの内部にあんなに大勢の人が住んでいるとは知りませんでしたが、彼らは地震にも無関心だったのでしょうか。うかつすぎますね。

Re: No title

さすがに飲み水にする予定はないですが、ひとまず、綺麗な水の貯め方を探ってみます!

> 昔、井戸の水質が悪いお宅は大きな甕に小石や砂、炭など入れて浄化していましたね。

こういった昔ながらの知恵を活用すれば、生活はもっとシンプルになると思うんですよね。


> さて、熊本でまたもやですね。

1月に熊本に遊びにいったので、接した方々が無事か心配です。

今回の地震を見ていて、何か起きた時はしなやかに対応するしか方法はないなと
改めて思わせてもらいました。

プレートの境界で暮らす以上、リスクがなんであるか理解して、
生き延びるノウハウを身につけることが大切なんでしょうね

Twitterでフォローさせていただいている、阿蘇で小屋暮らしされている方は、
周りが停電していても自家発電している我が家だけ明かりがついていたとか。

小屋暮らしのノウハウはサバイブするのに少しは役立ちそうです(笑)
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プロフィール

東京から少し離れた房総でオルタナティブなライフスタイルを模索する日々を綴るブログです。

2010年末に土地「房総フィールド」を購入。
平日は東京で仕事、週末を房総で過ごす二拠点居住生活にむけ準備中。
家はおろか水道電気などのインフラすらない敷地がどのように変化していくのか?!

1年目は、拠点づくりのために「小屋を建ててること」「いくつかの作物を作ってみること」から始める予定です。

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